みかんにできたカビの原因とは!4つの条件が必要不可欠?

みかんのカビと出くわしてしまったときの、ショック・・。

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もうカビとはおさらばして、最後まで美味しくいただきたいので、今回はみかんのカビについて徹底的に調べてみました。

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みかんにできたカビの原因

みかんがカビる原因は、ずばり温度・湿度・酸素でした。

これはみかんに限らず、そもそものカビが発生しやすい環境をみてみると答えが見えてきます。

カビといえども、生き物・・ここからは、カビの心地よい住処をチェックしていきます。

カビが生きていく為に必要な4つの条件

カビが生きていく為のポイントは、以下の4点です。

  1. 温度
  2. 湿度
  3. 酸素
  4. 栄養素

1つずつ確認していきます。

【条件1】温度

カビにとって、心地よいと思われる温度は5~35℃

殆どのカビが、この温度内で生息されるといわれています。

また、20℃を越えてくると活動が活発になってくる特徴があり、最も繁殖に適しているのが28℃とされています。

20度くらいって、わたし達が心地よいと思う温度と同じくらいですよね(・Θ・;)

【条件2】湿度

湿度は60%を越えるとカビが発生しやすくなる環境に。

80%を越えると、またたく間に繁殖するので注意が必要です。

また、世の中にはたくさんの種類のカビが存在しますが、カビそれぞれによっても好みの湿度が異なります。

カビは『好湿性・中湿性・好乾性』の3つに大きく分けられるので、それぞれが好む湿度をチェックしてみます。

好湿性

カビの色は黒や赤褐色 。湿度90%以上を好む。(お風呂場など)

中湿性

カビの色は青灰緑色、黄土色。湿度80%以上を好む。(食品など)

好乾性

カビの色は黄色、赤茶色。湿度65%以上を好む。(乾燥した穀物や一部の食品、精密機械など)

みかんのカビはというと、真ん中の中湿性に分類されます。

昨日は大丈夫だったのに、今日になったら急にカビていた・・なんて時は、雨の日に換気をしたり、お鍋をしたりなど、湿度が上がる環境を知らずのうちに整えていたのかもしれません( p_q)

また、みかんも生き物ということも考慮しなければなりません。

野菜と一緒で呼吸をしています。
箱の中で全てが重なり合って呼吸している状態というだけでも、湿気がうまれる原因にもなってしまうのです。

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【条件3】酸素

カビの恐ろしいところは、ほんの少量の酸素があるだけで生きていけること。
わたし達が暮らす場所であれば、どんな所でも住み着いていけるのです。

しかも、無酸素だったとしても、カビの胞子は死滅しないことも分かっています(汗)

わたし達の見えない空気中では、カビの胞子は浮遊していて常に増殖できる場所を探しているのです。恐ろしいですね\(;゚∇゚)/

【条件4】栄養素

そして、どんなものでも栄養にしてしまうということもカビの特徴です。

大好物はデンプンや糖分ですが、人の垢・畳・コンクリート・プラスチックに汚れやホコリといったものまで、様々なものを養分に成長していきます。

カビにとっても、みかんは大好きな食材と言えるのですね・・。

これらを踏まえ、みかんそのものの栄養素を除いて考えると、最大の原因は、温度・湿度・酸素(空気中を浮遊しているカビが付着)という条件が揃ったことと考えられますp(´⌒`。q)

では、カビが発生したときの害や、できてしまったときの対処法は?

こちらにについても少し確認してみます。

みかんにできたカビの毒性や害は?

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カビまみれになってしまって食べるという方は、殆どいらっしゃらないと思いますが・・
もし食べると中毒症状を起こすこともあるようです。

カビの中毒症状は300種類以上あるといわれていて、下痢や食中毒・幻覚症状・最悪な場合は死にいたることもあるのだとか・・。

最悪、死にいたるというと怖い話ですが、健康体であればそこまで怖がる話ではありません。

というのも、カビは細菌とは違って、10倍も20倍も大きいんです。免疫力が弱まっているときには注意が必要ですが、通常は細胞に入ることが難しいので、体外に排泄されます。

注意すべきは胞子!

でも、気付かぬうちに、害がでているかもしれないのは胞子です!

増殖中に空気中を舞って、アレルゲンとなるのが胞子(´Д`|||)
これに触れたり、吸い込んだりすると症状がでることがあります。

鼻水や咳、結膜炎や湿疹があれば、もしかしたら影響を受けているかもしれません。免疫力がとても低くなっている方は、肺炎の原因ともなりますので、カビも侮ってはいけません・・

カビが発生してしまったら・・伝染はする?

みかんにカビが発生すると、まわりの複数のみかんもカビてることがありますよね。

みかんのカビは、そのまま放置しておくと健全な果実に伝染していきます。

でもちょっと待ってください。
カビの生えた傷んだみかんは捨てるにしても、ちょっと表面にカビが付いているだけのものは被害が少ないように思います。

わたしは先日、カビが発生した際に、『水道水で表面を洗うと、塩素の働きで消毒効果がある』という情報をみて、食べられそうなものは綺麗に洗って、乾かしたんですが・・

よくよく調べてみると、大丈夫そうに感じるみかんでも、中身がカビに感染している可能性もあるという情報を発見しました(´□`。)

みかんのカビは糸状菌しじょうきんというカビの一種。

みかんにカビの胞子が付着すると、発芽し菌糸(きんし)を伸ばし、みかんの細胞内に入って養分を吸収し大きく成長していくんです・・。

それがあの青緑が混じった灰色のカビ。

名前の通り、細胞が糸のように繋がっていく為、中もどこまでカビにやられているのかは分からないようなのです(>_<)

つい、きれいだから平気じゃない?って思いがちですが・・ 胃腸の弱い人は、お腹の調子が悪くなる場合もあるので、表面のみだったとしても注意が必要です。

うめのあとがきφ(..)

今回調べてみて、今まで知らなかったことがたくさん知れました。

表面だけのカビでも、内部の栄養を吸っているとは怖いものです・・。

やっぱり購入後は、カビを発生させない工夫がなによりも大切だと感じました。

ということで、みかんの保存方法についても後日実践!これでいまのところ、美味しくいただけています(^^)

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