白やピンク、アメリカ産の種類には黄色いお花もある蓮(ハス)..
夏の短い期間に見れる、お釈迦様のお花として有名ですが、花言葉の種類がいろいろあるのをご存知ですか?
綺麗だなぁと見ていた蓮ですが、花言葉を全て知ったら蓮を見る印象が結構変わりました。
仏教と関係していることが多かったんですよ♪
花言葉は全部で7種類。今回は、イメージごとに分けて細かくまとめてみました(^^)
こんなにあった!明るい花言葉!
蓮と花言葉を調べていたら、蓮が育っている環境にとても奥深いものがありました。
まずは、明るい花言葉からみていきましょう。
1つ1つみていきます♪
清らかな心
この【清らかな心】という花言葉には、2パターンの由来があるようです。
【1つ目】蓮の成長過程からの由来
ハスは汚い泥水のお陰で、大きなお花が咲いていることをご存知ですか?わたしは知りませんでした(゚ー゚;A
ちょっと変わった性質をもっていて、真水に近いような綺麗な水だと小さな花にしかならず、泥水が濃ければ濃いほど大輪の花を咲かせるんです。
この泥水の中から立ち上がってくるハスの花を、わたし達の人生でたとえると泥水は苦境や困難。
花の中の実が悟りだと仏教では考えられていて、悲しいことや辛いことがなければ、人間は悟ることができないと言い伝えられています。
1つ目の由来は、ハスが泥水の中から立ち上がって、気高く清らかな花を咲かすことからといわれています。
【2つ目】インドでの極楽浄土の意味からの由来
またもう1つ、インドでは極楽浄土はハスの花の形をしているとされています。
そんな極楽浄土を表しているのが【清らかな心】ともいわれているようです。
神聖
仏教では、ハスは神聖な花とされています。
これには、生まれたばかりのお釈迦様が歩きだし、その足跡からハスの花が咲いたということや、そのハスの上にお釈迦様が立ち、第一声として「天上天下唯我独尊」と言ったことから、【神聖】というものが生まれたとされていることが関係しているようです。
またエジプトでも神聖な花とされてきていて、ツタンカーメン王などの墓の出土品《装飾モチーフ》にハスが用いられている程です。
雄弁
これは、エジプトのオシリス王の話が有名な花言葉です。
この王様が、とても雄弁な王様だったことからきているそうです。
●雄弁
(講談社カラーパックス国語辞典|講談社より引用しました)
弁舌が力強くよどみのないこと。
沈着
古代中国では、ハスは《俗人に染まらない君子の花》とされているそうです。
物事に動じない・冷静沈着な君子を表した花言葉のようです。
明るいイメージの花言葉、いかがでしたでしょうか。
ハスが泥水で大きく育つといったことから、人間の人生に当てはめた仏教の教えって凄いなぁと思いました。
これから夏に見る度に、このことは思い出され自分を振り返る作業が入りそうです。
でも、そんな蓮にもマイナスなイメージに聞こえる花言葉もありました。
これにも理解できる仏教ならではの意味が含まれています。
今度は、そんなマイナスイメージに聞こえてしまう花言葉の由来もまとめてみます。
ちょっとマイナスイメージ?でも意味があった花言葉
こちらは2種類。さらに、マイナスではないけど・・な花言葉も一緒ににお伝えします♪
こちらも1つずつ、みていきましょう。
離れゆく愛
これは、花が咲いている期間が短いことからきています。夏の短い期間しか咲かないことはもちろん、咲いたとしても4日目には散ってしまうのだそうです。
花びらが1枚1枚散ってしまう様子から、この花言葉がついています。
救ってください
こちらは仏教と関係しています。
先程、明るい花言葉でもお伝えしたとおり、お釈迦様は《人生は苦しみである。苦しみ無しに人は悟ることができない》と教えられています。
悟りの世界とは、迷いの無い心の安定の地といった意味があるそうです。
この花言葉は、『わたしも貴方のようにしてください』と、願いを込めた花言葉のようです。
休養
ハスの花は早朝に開き、午後になると少しずつ閉じていってしまいます。
この規則正しく開花することから、この花言葉があると言われています。
おわりに
調べてみると、仏教にまつわる花言葉が多いようですね。
もしかしたら蓮の花は、わたし達の心が豊かに育つように一生懸命咲いて見守っていてくれているのかもしれません(^_^)
子供ができたら、良い意味も悪い意味も含めて教えてあげたいです。
~その他の花言葉はこちら~
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